年度別受賞作品
退職や転居等により氏名公表許諾未確認の方のお名前は割愛させていただきました。
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バルーンショップかねまつ!?

第09回 2005年度 受賞作品
入賞作品
作者名:丸川さとみ
所属企業:㈱かねまつ 名古屋メルサ店

記事(紹介文)

 
 ある日のお昼のこと。お子さま連れの30代ミセスのお客様。お子さまは3歳くらいの坊主頭の男の子。まずはご挨拶。「こんにちは!」
「………」(モジモジ)
「かわいいお靴履いてるねえ」
「…(ニタ!)」笑顔。
「お名前は?」
「S…」
 最初は照れくさそうにしていたけど、だんだんと馴染んできた。そこで、お母さんが「ロングブーツが欲しいのよねえ」とのことで、早速いろいろと試し履きが始まりました。
「これもかわいい!それは…?」
などとお母さんがブーツ探しに夢中になり始めたその頃、何かが視界の中に入ってきました。ん! 何だ?
ふと見ると鏡に何か貼り付いている! あっ、あれは…? ふくらはぎ型の風船だらけ。幸い、他のお客様はいらっしゃらなかったのですが、通路から見た方はとても不思議に思うはず…というところでお母さんのブーツも決まりました。
 「おうちでまたこれで遊んでね」とSくんに見せながらお包み。すると納得したかのように遊ぶのをやめ、お帰りモードに。そこでお母さんが、「本当に助かっちゃったわぁ。こちらのお店の人はみんなSとも遊んでくれるし。今までは他店で買っていたけど、今度からはこちらに来るわね!」と、嬉しいお言葉。帰り際にはSくんが突然振り向き、「お姉ちゃん、明日僕んち遊びに来てね!」と熱いラブコール(!?)も頂きました。
 自店ではサロンのようにゆったりとお選びいただける店づくりを目指し、日々努力しています。この例のように、お子さま連れのお客様にはお母さまと同じくらいお子さまにも話し掛け、安心していただき、手の空いているスタッフがお相手をしています。マニュアルなどを作った訳ではありませんが、店長をはじめとしたベテランスタッフがそうしていくうちに、後輩スタッフに自然と浸透していきました。今回の場合はサロンというよりは保育所に近い状態でしたが、その臨機応変に対応できるところも自店の良さだと自負しています。そしてこれからも『銀座かねまつサロン』を目指して更に努力していきたいと思います。

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