年度別受賞作品
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旅の思い出に

第14回 2010年度 受賞作品
受賞者インタビュー
作者名:佐野友紀
所属企業:㈱オカダヤ 新宿東口店

記事(紹介文)


第14回(2010年) 最優秀賞 「旅の思い出に」
㈱オカダヤ 新宿東口店 佐野友紀さん

― 最優秀賞受賞、おめでとうございます。

佐野 社内では「あったか・えっせい」への応募は全くの自由参加なのですが、私は昨年に引き続いて2回目の応募でした。でも受賞はまったく予想もしていなかったことなので連絡を受けた時は本当にびっくりしました。
 入社1年目は新宿サブナード店に勤務していましたが、下着の知識を覚えるだけで大変で接客のことまで深く考えられませんでした。2年目に今回作品の舞台になった調布パルコ店に異動になった時、サブナードで覚えた知識を接客に活かして頑張ろうとまず考えました。調布では販売員として少しは余裕ができたのか、お客様と温かく心の通ったやり取りができるようになりました。今回は私が現場で感じたお客様との温かな思い出をエッセイに書いてみようと思いました。この受賞が販売員として私が少しは成長できたことの証だとしたら、それはとてもとても嬉しいです。

― オカダヤに就職したきっかけは。

佐野 オカダヤといえば手芸用品を売っているというイメージが大きいですが、ランジェリー部門も手芸部門と共にオカダヤの二大柱です。ランジェリーショップのintesucre(アンテシュクレ)は24店舗あり9月にはリニューアルも含めて亀戸、吉祥寺、横浜にも3店舗がオープンしました。
 入社のきっかけは、私自身が“感動を与える接客”を体験したことなんです。大学4年で就職活動をしている時に、友達に付き合ってたまたまアンテシュクレの立川ルミネ店に入りました。全く買う気のなかった私にとても上手にアプローチしてくれた販売員さんが丁寧に接客してくれて、いろいろ教えて下さったんです。自分の身体の正しいサイズを知ったことで下着にとても興味を持ち始めました。そのうちオカダヤの下着屋さんで働きたいと思うようになったんです。もしあの日の出会いがなかったら今の私はいなかったでしょう。入社後、その先輩に挨拶に行き、入社のいきさつを話したらとても喜んでくださいました。

― 下着の接客販売は難しさがあると思いますが。

佐野 初めてのお客様への接客は確かに難しいかもしれません。下着の話をするのは恥ずかしくて声をかけられるのを嫌うお客様もいらっしゃいます。でも下着こそご自分の身体にぴったりサイズのものをお選びいただきたいので接客がとても大切な商品だと思います。いくら可愛くても身体にフィットしていなければ無駄な買い物です。ご来店いただくお客様には丁寧に時間をかけた接客を心掛けています。初めて自分に合った下着を見つけ、感動していただいてお買い物をしてくださることも少なくありません。
 このエッセイのお客様がまさにそうでした。必要な下着はひとつで十分なのに、お薦めした商品をすべてお買い上げくださったのです。それも私の接客に「感動したから」と…。嬉しかったですね。オカダヤのテーマは“お客様に感動を与える接客”ですが、販売員自身もお客様から感動をいただけることをこの時実感しました。お客様からの「ありがとう」という言葉や「佐野さんの接客が良かったです」というお褒めのアンケートハガキをいただいた時は本当に嬉しいです。
 1年半調布パルコ店に勤務したあと、今月から新宿東口店に異動になりました。東口店は若いお客様や外国のお客様も多く、以前の店とは客層が異なります。試着もなさらない方も多く、そういう店だからこそ調布で学んだ接客を活かしてリピーターのお客様を作っていきたいですね。

― 接客する際に大切にしていることを教えて下さい。

佐野 まずお客様に不快感を与えないことですね。どんなに親しくなってもお客様はお客様です。お客様とフレンドリーな感じで友達のように話をする店もありますが、オカダヤでは必ず敬語を使います。
 予算が頭によぎると、買ってもらいたいという気持ちが強くなってしまいがちですが、当たり前のことですがお客様には納得して喜んでいただける商品だけをお薦めしています。今回は買っていただけなくても、心を込めた接客は、またのご来店に繋がると信じています。
新人など後輩のスタッフにいろいろアドバイスや注意を言えるようになることを今年の目標にしています。それには私自身、後輩からみて見習える先輩でいなければならないのですから大変です(笑)。
 “お客様に感動を与える接客”を常に忘れずに、そしてその結果お客様からも感動をいただけるような接客を目指してこれからも頑張っていきたいと思います。

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